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Home Sweet Home: CV
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​下野 紘 さん
若々しい姿からは想像しずらいが、デビュー18年めを迎えたベテラン声優。アニメ、ゲーム、吹き替えなど出演した作品はおそらく1000本超。今年は実写映画「クロノス・ジョウンターの伝説」に主演。ますます磨きがかかっている。
​インタビューアー: 元「ファミ通」編集長のバカタール加藤さん

01/07  収録を終えて〜プレイヤーの邪魔をしないような気配り

──お疲れ様でした。「Home Sweet Home」(以下「HSH」)の収録を終えられましたが、いかがでしたか?


下野  こういう自分視点の作品で、かつ主人公の声というのは、今まで演じる機会がなかったと思います。個人的にはホラーゲームがすごく好きで、何本か出てはいるんですけど、最近はホラーゲームが多くないので、少し寂しく思っていました。そういう意味でも、今回ホラーゲームの主人公をやらせて頂いたことは、とてもうれしかったです。ただ、あくまでもキャラクターの声なので、悪目立ちするのではなく、自然な形を意識して演じました。


──ゲーム自体一人称なので、プレイヤーを邪魔しないことを意識されたのですね。


下野  そうですね。ホラーゲームだけでなくゲームは大好きなので、いろいろなゲームを遊びますが、キャラクターが外国人だったりすると、僕、絶対に字幕派なんですよ。プレイする時は。

 

──字幕にする理由というのは?

 

下野  僕の知っている方が声をされていると、その方の顔が浮かんできて、ちょっとゲームに集中できない部分が出てきたりするんです。映画もそうなんですけども。


──なるほど。声優さんならではのお悩みということですね。


下野  そうですね。今回HSHではティムという主人公を演じましたけど、いかにプレイしている人達の邪魔にならないようにするかというのを意識しました。


──邪魔にならない、というのは、ゲームならではの気配りですか?

下野  そうです。


──下野さんのように、ゲームのことをよく分かっていないとなかなか出ない発想ですね。


下野  昔のゲームって声がないのが当たり前だったじゃないですか。僕も自分の勝手なイメージでいろんなキャラクターの声をつけてましたからね。だから、そういう人もいると思うんです。否定するっていうわけじゃないですし、むしろいろんなお仕事がいただけてありがたいんですが、実際にプレイしている人たちがどういう気持ちでやっているのかなとか意識します。中にはこのキャラクターには無理に声を入れなくてもいいというような人もいたりしますよね。特に主人公は、その作品の象徴ともいうべき存在ですから。

 

──そういう意味でも特殊ですね。ホラーゲームでなおかつ主観視点で、主人公というのは。


下野  やっぱり、難しかったです。キャラクターが画面にあった方が、そのキャラクターの表情も見えますし。HSHは自分主観なので、プレイヤーとしては自分自身が投影されていくと思うんですよ。ティムってどういうイメージだろうと自分の中で想像したりして。

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02/07  実際に存在しそうな恐怖が好き

──HSHの役は主人公でしかも日本人ではない、しかもタイの話ですが、事前には資料には目を通されましたか?


下野  はい。ディレクターさんから説明を受けながらプレイ動画を見たりしました。かなりいろいろなところが作りこまれていて、現実と非現実の境目みたいな、そういうつくりがいいなあ、と思いましたし、かつ、ほの暗い雰囲気が良いなと思いました。 どちらかというと、すごく非現実的なホラーよりは、どこか現実にもあるんじゃないかと思わせる恐怖っていうのが好きなんです。


──日常的なところに変な物があるとか、ぞっとしますよね。


下野  そうですね。見させてもらって思ったのは、この場所はどこだかわからない。でも、その部屋が存在していて、ただちょっと様子がおかしいぞ、と思って、扉を開けてみたら急に壁になっていたとか。そういうのがとてもいいな、と思いました。


──ああ。今回、そういうところがゲーム的にも大きいというか…...

下野  そうなんですよ。逃げたいけど、逃げられない状況に追い込まれる。個人的には撃退する道具があるといいな、と思いますけどね。ないと、ずっとドキドキしっぱなしで、疲れてしまうので(笑)。

 

──ずっと追われるっていうのは、落ち着かないですよね。

下野  ただ遠くまで逃げなきゃいけないというのじゃなくて、ロッカーなど意外とすぐ近くに逃げる場所が存在しているというのは面白いですよね。日常的な中にある死角的なところを使っているところが。

 

──実際に映像とかご覧になって、日常っぽいところが良い、というお話もありましたが、タイっぽいところとか、ほかの部分でのご感想はありますか?

下野  雰囲気が違いますね。部屋の中の環境も意外に違っていたりとか。置いてあるものもそうなんですけど、服のデザインとかも日本とはまた異なる感じがするものもあったりして。そういう微妙な雰囲気の違いもおもしろいですね。

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03/07  なぜか、タイについて根掘り葉掘り聞く!

──タイには行かれたことはあるんですか?

下野 タイに行ったことはないんです。ベトナムはあるんですけど。いろいろな人に話を聞くと、タイにすごく好感を持っている人って多いのに気づきました。ベトナム行ったと言うと、タイいいよ、タイ。行ってみ! とか。なぜかそう言われることが多いです。だから行ってみたいというのはあります、…ダジャレじゃないですけど(笑)。同じアジア圏内でも国に寄って文化とか違っていたりしますからね。どちらがお薦めですか?


──サムイ島がお薦めです。20年以上前に行たんですが、当時は信号とか全然なかったですね。コンビニが一軒だけあった、みたいな感じでした。


──ちなみにタイと聞くとイメージすることがありますか?


下野  難しい質問ですね。ムエタイとか、キックボクシング…かな。食べ物だと、トムヤムクンとかでしょうか。たまにタイ料理屋へ食べに行ったりしますね。 でも、パクチーとか香草系がそんなに得意ではないんです…。


──辛くないのと辛いのと両方ありますよね。


下野  個人的にはほどほどの辛さが好きなんですけど、でも、どちらかといえば辛いほうが好きです。


──特に好きなタイの料理はありますか? 名前が難しいですけど…。

 

下野  よく食べているの、なんだったけ…。


──チャーハンみたいなやつですか? 麺ですか?


下野  麺もおいしいのがありますよね。あ、名前を思い出しました。ガパオでしたっけ? けっこうガパオライスも好きですね。ただ、そこの料理屋は、ガパオもちょっと辛いんですよ。

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第二弾を公開しました!

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PlayStation4 VR対応

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